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2014年8月6日水曜日

♪レフカラレース、ゴフティ♪

レフカラレースの特徴の続きです。


レフカラレース(レフカリティカ)は
カットワークの事をゴフティと呼びます。
ゴフティが施されることによって、布地に空間ができ、
透けたレースのようになっています。


レフカラレースの代表格、ポタモス(ダヴィンチ模様)も
このゴフティが大切な構成要素です。


歴史については様々な説がありますので
あくまで一説ですが、
元々レフカラ村で作られていた白糸刺繍のデザインは
ゴフティでジグザグ模様を作り、他に装飾の無い穴の連続だけのシンプルなデザインだったようです。


これが、現在のレフカラレース、特にポタモス(ダヴィンチ模様)になると
ジグザグのゴフティによって生まれた三角スペースにモチーフが施され、
さらにゴフティが配置されています。
そして、ポタモスそのものにも、ゴフティの空間にも
ヴェネチアのreticelloと同じような装飾が施されています。


写真(レフカラ村広報誌より)


レフカラ村とヴェネチアの足跡、
難しいジグザグのゴフティとヴェネチアの刺繍技術。
ポタモスがレフカラレースの代表格といわれる理由はここにあるようです。



人々の暮らしと共に500年、激動の時代を経ても
現代に続いてるって、なんだかロマンを感じますね。





サボテンの実、食べるんですよ。



2014年8月5日火曜日

♪レフカラレースの特徴♪

レフカラレースの特徴について
簡単にさらっとご紹介したいと思います。


まずはレフカラレースの代表格ダヴィンチ模様。




ジグザグのカットワークを施すと、リネンに三角形のスペースが現れます。
この三角一つを一区切りと考えて内側にステッチを施しモチーフを作ります。
このモチーフ自体のデザインと、配置にダヴィンチ模様の特徴があります。


ダヴィンチ模様は全ての区切りに必ずしも同じモチーフが配置されていません。
異なるモチーフが幾つも施されています。


ジグザグ模様のカットだけでなく、異なるモチーフが幾つも配置されて調和していることがダヴィンチ模様の美しさの特徴です。


作品によっては、例えば12人掛けのテーブルクロスなどは
一辺の長さが長くなるので、三角スペースの数も増えます。
三角のスペースをペア一組として、全組、異なるモチーフを配置した作品はかなり見応えのある美しい作品でした。


また、母から娘へと受け継がれたレフカラレースのモチーフは各家庭で少しずつ異なり、
その総数は1000種類以上と大変な数なのだそうです。
「だから、モチーフ全て把握している人は誰一人、存在しないの」
と、村の人。


さらに驚くのは、このモチーフが記憶を頼りにして作られていること。
全ての設計図は頭の中。


技術はもちろんなのですが、作品全体のデザイン、モチーフ一つ一つのデザイン、配置。
村で暮らす人々の感性に代々受け継がれ、現在に伝えられていると思うととても感動しました。






2014年8月2日土曜日

♪レフカラレース♪

レフカラレース。
レフカリティカと呼ばれるキプロス島の伝統手芸。


材料となる布はアイリッシュリネン、フレンチリネン、ベルギーリネン、
糸はシルキー加工されたコットン糸。


最高級リネンのアイリッシュリネンは時代の流れとともに現在は製造が終了し、
入手困難となってしまいました。
本来のレフカリティカはこのアイリッシュリネンで作られたものでなければならないのですが、
現在はアンティークのレフカリティカでしかお目にかかれない、貴重なリネンとなっています。


現在はアイリッシュリネンと同じように高級なリネンを輸入し使用しているようです。
メートルあたり数千円と、いずれにしても高級素材です。


過去にはコットン生地、シルク生地を使用した時代もあるようです。


糸についてもシルキー加工されたDMC社の糸が良質とされています。
色は白、生成り、オリーブグリーン(茶色)の3色と決められています。




こちらがレフカラレースです。(レフカラ村広報誌より)


一見、ノルウェーのハーダンガーと思われる方が多い(村の人談)。


村の方からお話を伺いましたところ、幾つかの点でハーダンガーとは
異なる要素があるとのことでした。


代表的な相違点はカットワークの手順です。
レフカラレースは布目を数えてまずカット。その後、穴をかがります。
ハーダンガーはかがった後、カット。
と村の人々は自分の技術に誇りを持って話します。
手順が異なるため、作品の持つ雰囲気も異なってきます。






実際、私も難易度の高いダ・ヴィンチ模様を作り始めてすぐにその難しさに悩まされました。
「ポタモスは難しい」と繰り返し言われていたのですが、
その意味は作業をはじめて比較的早い段階で私にも理解できました。


先にカットワーク部分を糸で囲いかがった後、カットするのではなく
いきなりダイレクトに布にハサミを入れます。


目安がない状態でジグザグのカットを間違えずに無数に躊躇なく行うのは至難の業です。
布目を3本、ないし4本カットしていくのですが、絶対に間違えない!
と心に決めて何度も確認しているのに間違ってしまうのです。
しかも切ってしまった糸は元には戻せません。
この高級生地にハサミを入れるだけでも緊張してしまうのに、
まちがったときのショック度といったらありません。


正確にカットしていけば美しいジグザグになるって理屈では
わかっているのだけど。。。
目で見て、手でカットすることがこんなにも難しいなんて。
複雑な作業でもないただ規則的にカットする、ただそれだけのことなのに、
こんなにも神経を集中させなくてはならないなんて。
根気のいる繰り返しの作業は見かけによらず強敵です。


そして、始点と終点はぴたりと一致させなければなりません。
理論上、ノーミスでカットできれば必ず始点と終点はぐるりと一周して、ピタリと一致します。
ところが実際は、一度の間違いならともかく、無数にカットしていくうちに
ミスによる誤差がランダムに生まれます。
この誤差の調整が難しいのです。
作品が大きくなればなるほど誤差が大きくなり難しくなります。




村の女性たちは手早く、いとも簡単にカットしていきます。
一定のリズム刻みながら正確に迷いなくハサミでカットしていく様子を
眺めていると、熟練のこの技はどれほど鍛錬を積んだのだろうかと、
目が釘付けでした。




もし、観光で訪れて、ダ・ヴィンチ模様のカットをしている女性を見かけたら
ぜひじっくりその驚くべき技を見てみて下さい。


頭で理屈を理解するのは難しくありませんが、
もしも自分がその工程を行うとしたら・・・と想像しながら
ご覧頂くとその難しさにより一層、感動が増えると思います。